コロナ感染者25人受け入れ 都内の自衛隊中央病院を視察 防衛相

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、自衛隊による医療支援が行われる中、岸防衛大臣は、感染者を受け入れている自衛隊中央病院を視察し、スタッフの負担を考慮しながら、ニーズを踏まえて今後も支援にあたる考えを示しました。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、防衛省は、自治体からの要請を受けて自衛隊の看護師を派遣するなど地域の医療支援にあたっていて、11日は岸防衛大臣が、感染者を受け入れている都内の自衛隊中央病院を視察しました。

病院では、現在、25人の感染者を受け入れているということで、岸防衛大臣は、外にウイルスが流出しないよう気圧を低くおさえているエリアを視察したほか、ふだんは業者に委託している部屋の掃除まで治療にあたる隊員が担っていることなどについて説明を受けていました。

防衛相「スタッフに非常な負荷がかかっている」

視察のあと、岸大臣は記者団に対し「患者の数も増えている中で、スタッフはしっかり対応しているが、非常に負荷がかかっている。地域からの感染症対応のニーズを踏まえて、どれだけの対応ができるか検討を進めていく」と述べました。