千葉県 新型コロナ 2人死亡 感染確認は117人 過去2番目の多さ

11日発表された千葉県内の新たな感染者は117人に上り、2日連続で100人を超えて1日に発表された感染者数としては、10日に次いで過去2番目の多さとなりました。

船橋市によりますと、10日までに生徒ら46人の集団感染が発生している千葉県船橋市の市立船橋高校では、生徒17人、教員7人の感染が新たに確認され、感染者は合わせて70人に上っています。

70人の内訳は、男子バスケットボール部員37人と女子バレーボール部員16人、その他の運動部員4人の合わせて生徒57人と、運動部の顧問2人を含む教員13人です。

感染が確認された女子バレーボール部員は全部員のおよそ半数だということで、男子バスケットボール部と同じ体育館で練習し、マスクを着用せずに会話をしていた場面があったということです。

一方、集団感染が発生している船橋市にある介護老人保健施設「なつみの郷」では、新たに40代の男性職員と80代の女性の入所者の感染が確認され、この施設での感染者は合わせて16人となりました。

2人は1度目の検査では陰性でしたが、せきや発熱などの症状が出たため再度検査を実施したところ感染が確認されたということで、船橋市は引き続き入所者らの健康観察を続けることにしています。

一方、柏市は9日、感染者として発表した30代の男性について、医療機関から発生届の取り下げがあったとして感染者に含めないと発表しました。

これで県内で発表された感染者は、合わせて7943人となりました。

また県内では、新型コロナウイルスへの感染が確認されていた2人の死亡が発表され、県内で死亡した感染者は合わせて97人になりました。

このうち集団感染が発生した千葉市の特別養護老人ホーム「誉田園」に入所していた90代の女性は、県内の医療機関に入院し、酸素投与を受けるなどの治療をうけていましたが、10日、亡くなりました。

また、柏市の市立柏病院に入院していた80代の男性は、腎臓に持病があり、今月3日に感染が確認された際には無症状でしたが、7日になって肺炎の症状がでて容体が悪化し、10日、亡くなりました。