新型コロナ 重症患者の医療施設 医師らの研修公開 大阪

大阪府が今月15日から運用を始める新型コロナウイルスの重症患者専用の医療施設で、医師や看護師の研修が報道陣に公開されました。

大阪府が住吉区に整備した重症患者専用の「大阪コロナ重症センター」では今月15日から運用が始まるのを前に、医師や看護師の研修が行われていて、その様子が報道陣に公開されました。

研修では他の病院から転院してきた重症患者に見立てた人形を病床に運ぶ前に肺のCT画像を撮影し、病状を記録していました。

その後、人工呼吸器の装着方法などを確認しました。

大阪府は看護師の確保のため府内に加えて全国知事会や自衛隊に派遣を要請し、運用開始までに目標とする130人を確保する見通しがたったということです。

このセンターで勤務を始めた看護師の石井綾香さんは「看護師がひっ迫していると聞き、力になれればと思い参加した。患者の命を守ることを第一に、自分も感染しないよう注意を払いたい」と話していました。

大阪コロナ重症センターの藤見聡センター長は「5床よりも少ないくらいではじめは稼働したいと思っている。研修を重ね、稼働に備えたい」と話していました。