国際

ノーベル賞授賞式 新型コロナ影響でオンラインで開催

ことしのノーベル賞の授賞式が新型コロナウイルスの影響でオンラインで開催され、受賞者が世界各地でメダルを受け取る様子が公開されました。
ノーベル賞の授賞式は例年、平和賞はノルウェーの首都オスロ、化学賞や文学賞などはスウェーデンの首都ストックホルムに受賞者を招いて催されますが、ことしは新型コロナウイルスの影響でオンライン形式での開催となりました。

平和賞以外の賞は、今月6日から9日にかけて受賞者が住むドイツやアメリカなどでメダルが授与され、10日、その様子がストックホルムから配信されました。
このうち化学賞を受賞した、フランス出身でドイツのマックス・プランク感染生物学研究所のエマニュエル・シャルパンティエ所長はベルリンのスウェーデン大使公邸で
カリフォルニア大学バークレー校のジェニファー・ダウドナ教授は自宅の庭でメダルを受け取り、笑顔を見せていました。

2人は生物の遺伝情報を自在に書き換えられる「ゲノム編集」の新たな手法を開発し、新型コロナウイルスの研究にも用いられています。
9日に行われた記者会見でシャルパンティエ所長は「新型コロナウイルスのパンデミックは感染症の分野における基礎的な科学の必要性を浮き彫りにしている」と述べ、世界が自然科学の分野の研究開発に力を入れていく必要があると訴えました。

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