感染者と接触の可能性ある人の氏名 HPに掲載 名古屋市が謝罪

9日、名古屋市がホームページに掲載した新型コロナウイルスの感染者の年代などのリストに、誤って感染者と接触した可能性がある1人の氏名をカタカナで載せていたことがわかりました。編集中のデータを公開したということで、市は、謝罪するとともに、再発防止を徹底するとしています。

名古屋市によりますと、9日夜8時頃、市の担当者が9日の新型コロナウイルスの新たな感染者100人の匿名のリストを性別や年代などの情報とともに市のホームページに掲載したところ、閲覧した外部の人から「個人の氏名がカタカナで記載されている」と指摘がありました。

市が確認したところ、感染者のリストのうち1人の備考欄に接触した可能性がある1人の氏名をカタカナで記載した編集中のデータを、そのまま誤って公開していたことがわかったということです。

データはすぐに削除しましたが、1時間ほど公開されていたということで、市は、本人に電話で謝罪したということです。

名古屋市健康福祉局の伊神雅彦 健康部長は「深くおわびします。今後ダブルチェックなどの対応を徹底していきます」と述べ、再発防止を徹底する考えを示しました。