家賃支援給付金詐取疑いで41歳の美容師を逮捕 全国で初めて

新型コロナウイルスの影響を受けた事業者に国から支給される「家賃支援給付金」をだまし取ったとして、栃木県の41歳の美容師が警視庁に逮捕されました。家賃支援給付金をめぐる不正受給で逮捕されたのは全国で初めてだということです。

逮捕されたのは、栃木県小山市の美容師、大平恵子容疑者(41)です。

警視庁によりますと、ことし8月、新型コロナウイルスの影響で経営する美容室の売り上げが大幅に減ったとして、国にうその申請を行い「家賃支援給付金」およそ170万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。

申請の書類には、かつて住んでいた栃木県内のアパートの住所などが書かれていましたが、給付金が振り込まれた後、国からアパートの管理会社に通知のはがきが届いたことから不正が発覚したということです。

調べに対し、容疑を認めているということです。

新型コロナウイルスの影響を受けた事業者に支給される給付金をめぐっては各地で不正受給が相次いでいますが、警視庁によりますと、家賃支援給付金をめぐる不正受給で逮捕されたのは全国で初めてだということです。