国際

トランプ大統領 ワクチン開発はみずからの政権の成果と強調

新型コロナウイルスのワクチンについて、アメリカのトランプ大統領は近く使用が許可されるという見通しを示したうえで、ワクチンの開発はみずからの政権の成果だと強調しました。
トランプ大統領は8日、首都ワシントンで、政権が進める新型コロナウイルスのワクチン開発計画についての会議で演説しました。

このなかでトランプ大統領は、ワクチンの使用が近く許可されるという見通しを示したうえで「希望すれば誰でも接種できるようになり、春までには数か月前には考えられなかった状態になるだろう。次の政権がどちらになろうとも恩恵を受けることになる」と述べ、ワクチンの開発はみずからの政権の成果だと強調しました。

このあと、トランプ大統領は行政機関に対し、ワクチンの外国への供給を支援するのは、国内での十分な供給を確保したあとにすることを命じる大統領令に署名しました。

この大統領令についてアメリカメディアは「象徴的なものだ」として、外国に影響が及ぶかどうかは不透明だと伝えています。

FDA=アメリカ食品医薬品局は、2種類のワクチンについて、緊急使用の許可の審査を行っていて、許可が出れば今月中に国内に4000万回分のワクチンを供給し、医療従事者らが優先して接種できるようにするとしています。

特集

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。