JR東日本 年末年始の指定席予約 去年の半分程度にとどまる

新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、年末年始の帰省や旅行を避ける動きが広がっていることなどからJR東日本のこの時期の新幹線などの指定席の予約状況は、去年の同じ時期に比べて半分程度にとどまっています。

JR東日本によりますと、今月25日から来月5日までの年末年始の指定席の予約状況は、去年の同じ時期と比べて新幹線が45%、特急などの在来線が51%にとどまっています。

これは、新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、年末年始の帰省や旅行を控える動きが広がっているためだと見られています。

JR東日本は、東京からの下りが混雑すると予想される今月30日前後と上りが混雑する来月3日前後については、利用客が密集するのを避けるため臨時列車の運行を予定しています。

8日の記者会見で、JR東日本の深澤祐二社長は「年末年始の予約が伸び悩んでいるが、引き続き安心して利用してもらえるよう感染拡大の防止にしっかり取り組みたい」と話しています。