東京 新型コロナ 352人感染確認 火曜日では2番目の多さ

東京都は8日、都内で新たに352人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表し、火曜日としては先週の372人に次いで2番目に多くなりました。また、都は、感染が確認された80代と90代の合わせて6人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は、8日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて352人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では
▽10歳未満が9人
▽10代が21人
▽20代が78人
▽30代が71人
▽40代が59人
▽50代が52人
▽60代が27人
▽70代が16人
▽80代が13人
▽90代が6人です。

土曜日や日曜日に休診の医療機関が多いため、週の前半は発表人数が比較的少ない傾向にありますが、8日の352人は火曜日としては先週の372人に次いで2番目に多くなりました。

8日の352人のうち、およそ37%にあたる129人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ63%の223人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は
▽「家庭内」が56人で最も多く
▽次いで「施設内」が24人
▽「職場内」が11人
▽「会食」が14人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて4万4355人になりました。

一方、都の基準で集計した8日時点の重症の患者は7日より5人増えて60人でした。

また、都は、感染が確認された80代の男性2人と90代の男女4人の合わせて6人が死亡したことを明らかにしました。

6人のうち5人の感染経路はわかっていて、4人は高齢者施設で、1人は家庭内で感染したということです。

これで都内で死亡した人は合わせて523人になりました。

死亡した人の9割近く基礎疾患あり

新型コロナウイルスの感染が確認され、死亡した人について、東京都が先月から12月7日までに公表したのは62人に上ります。

年代別では、80代が最も多く21人、次いで70代が15人、60代が12人、90代が9人、50代が4人、40代が1人です。

また、都によりますと、亡くなった62人のうち9割近くに当たる少なくとも54人は基礎疾患があったということです。

都が具体的な基礎疾患としてあげているのは、腎臓の疾患、糖尿病、がん、高血圧、心臓の疾患などです。

入院中の人は1850人

東京都によりますと、都内で8日までに感染が確認された4万4355人のうち、入院中の人は7日より3人増えて1850人でした。

入院患者のうち都の基準で集計した重症の患者は7日より5人増えて60人でした。

都は、8日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を、それぞれ確保しているということです。

また、自宅で療養している人は7日より63人減って1078人でした。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は7日より21人減って785人でした。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は7日より7人減って561人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は3万9558人となっています。