NY ダウ平均株価 5日ぶり値下がり 感染再拡大で景気に影響懸念

週明けのニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、新型コロナウイルスの感染再拡大が景気に与える影響を懸念し、5日ぶりに値下がりしました。

7日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて148ドル47セント安い、3万69ドル79セントでした。

ダウ平均株価が値下がりするのは、先月30日以来、5日ぶりで12月に入ってから初めてです。

アメリカでは、新型コロナウイルスの感染が再拡大していて、経済活動が再び制限され景気に悪影響を与えるのではないかとの見方や、ここのところ値上がりが続いていたため、当面の利益を確保しようという動きから、売り注文が増えました。

ただ、アップルをはじめIT関連銘柄は一部が買われ、こうした銘柄が中心のナスダックの株価指数は値上がりして、最高値を更新しました。

市場関係者は、「与野党の対立が続くアメリカ議会で、新型ウイルスに対応する追加の経済対策がまとまるかどうかにも注目が集まっている」と話しています。