社会

防衛省 看護師など約10人 旭川市に10日から派遣で最終調整

防衛省は、新型コロナウイルスの感染拡大で医療体制がひっ迫している北海道旭川市の「慶友会吉田病院」など2か所に、10日から看護師など合わせておよそ10人を派遣する方向で最終的な調整を進めていることがわかりました。

派遣期間は2週間程度になる見込みで、8日午後、北海道知事からの要請を受け、災害派遣命令が出される見通しです。
北海道旭川市では医療機関や福祉施設でクラスターの発生が相次ぎ、看護師が不足して医療体制がひっ迫する事態になっています。

旭川市は自力で看護師を確保するのは困難だとして、北海道に対し、自衛隊に看護師の派遣を要請するよう求めていました。

こうした状況を受けて防衛省は、いずれも感染者の集団、クラスターが発生している「慶友会吉田病院」と障害者福祉施設の「北海道療育園」に10日から看護師など合わせておよそ10人を派遣する方向で最終的な調整を進めていることが防衛省関係者への取材でわかりました。

派遣期間は2週間程度になる見込みで、8日午後、北海道知事からの要請を受け、災害派遣命令が出される見通しです。

また防衛省は、同じく医療体制がひっ迫している大阪府についても看護師らの派遣に向けて調整を進めていて、今月15日に運用が始まる重症患者専用の医療施設、「大阪コロナ重症センター」に高いスキルを持つ看護師を派遣することなどを検討しているということです。

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