栃木 新型コロナ 16人感染確認 グループホームでクラスター

栃木県と宇都宮市は7日、新たに合わせて16人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

このうち9人は、佐野市のグループホームの入所者と職員で、県は感染者の集団=クラスターが発生したとして詳しい状況を調べています。

県と宇都宮市によりますと、7日、新たに感染が確認されたのは20代から90代の男女合わせて16人で、いずれも現在は軽症だということです。

このうち、40代から90代の男女9人は、すでに職員と入所者合わせて3人の感染が確認されていた佐野市のグループホームの関係者でした。

この施設に関連する感染者は合わせて12人となり、県は感染者の集団=クラスターが発生したと発表しました。

この施設では先週、関係者全員の検査を行い、3人を除いて陰性が確認されていましたが、その後、症状が出た職員らがいたことから7日改めて検査したところ、職員4人と入所者5人の感染が確認されたということです。

県は、施設内の状況を詳しく調べるとともに、症状のない関係者についても検査を進めています。

このほか、宇都宮市の20代の女性2人と30代の女性1人は同じ会社で働く同僚で、会社が医療機関に依頼し検査を受けたところ感染が確認されたということです。

栃木県内で、これまでに感染が確認された人は、合わせて765人になりました。

また、県内の重症者は1人増えて合わせて11人となりました。