コロナ“赤信号”の大阪 繁華街の人出 土日は10%台の減少に

大阪府が府民に対して、できるかぎり不要不急の外出を控えるよう呼びかけてから初めての週末で、大阪市内の繁華街での人出は、その1週間前と比べるとおよそ10%台の減少にとどまっていたことが、携帯電話の位置情報の分析からわかりました。

大阪府は新型コロナの重症者が急増し、医療体制がひっ迫しているとして「大阪モデル」で赤信号を点灯させ、府民に対し、4日・金曜日から今月15日までの期間、できるかぎり不要不急の外出を控えるよう呼びかけました。

呼びかけから初めての週末で、大阪市内の繁華街の人出はどうだったかをIT関連企業「Agoop」が集計した携帯電話の位置情報のビッグデータを使ってみてみます。

具体的にはJR大阪駅と大阪メトロのなんば駅から半径500メートル以内の範囲にいる人の数を6日までの土日と、1週間前の土日とで比べました。

それによりますと、大阪駅周辺では5日土曜日の正午の時点の人出は1週間前と比べて9.3%の減少、夜9時時点では14.7%の減少にとどまりました。

また、なんば駅周辺では土曜日の正午の時点では13.7%の減少、夜9時の時点で15%の減少でした。