災害時 避難所の混雑状況把握 スマホで可能に 神奈川 茅ヶ崎

新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで災害時に避難所での混雑を避けようと、神奈川県茅ヶ崎市は県内の自治体で初めて、市民がスマートフォンなどで避難所の混雑状況を把握できるシステムを導入することになりました。

茅ヶ崎市は7日、システムを開発した都内のIT企業と協定を結びました。

新たなシステムでは災害が起きた際、市内43か所の避難所について担当する市の職員が混雑状況を確認し、「満」、「混雑」、「やや混雑」、「空いている」の4つの段階で入力します。

市民は、スマートフォンなどから専用のホームページにアクセスして、すいている避難所を選べるほか、避難所までのルートも確認できるということです。

茅ヶ崎市では去年10月の台風19号の際に、一部の避難所に避難者が集中した経緯があり、市では、このシステムによって避難する人を分散させることで、安全な避難環境を整えたいとしています。

茅ヶ崎市防災対策課「迅速な避難と感染対策の両立が可能に」

茅ヶ崎市防災対策課の岩井晶佳課長は「これによって迅速な避難と感染対策の両立が可能になるので、市民の皆さんに積極的に利用してほしい」と話していました。