日本フィルハーモニー交響楽団 コロナ対策し小学生に直接指導

日本を代表するオーケストラの1つ、日本フィルハーモニー交響楽団のメンバーが、さいたま市内の小学校を訪れ、子どもたちに直接、楽器の指導などを行いました。

この催しは、さいたま市が音楽を楽しんだり演奏技術の向上につなげたりしてもらおうと開きました。

この日は日本フィルハーモニー交響楽団のメンバー6人が大成小学校を訪れ、はじめに6年生全員のほか金管バンドの課外活動をしている児童、合わせておよそ160人に演奏を披露しました。

演奏会は、新型コロナウイルスの影響で参加する児童の数を当初の計画より減らし、換気の徹底など感染対策をとったうえで行いました。

メンバーはトランペットやホルンなど5種類の楽器で、カーペンターズの「青春の輝き」など8曲を披露し、それぞれの楽器の音や特徴を紹介していました。

このあと金管バンドの児童およそ30人が、楽器ごとに5つのグループに分かれ、メンバーから指導を受けました。

このうちコルネットを担当する児童たちは、管楽器の演奏で最も大切になる息をコントロールする方法を学んでいました。

また、トロンボーンを担当する児童たちは、正しく構える位置や腕の伸ばし方などの指導を受け、短い時間でコツをつかんでいました。

参加した6年生の女子児童は「プロの演奏を聴いて、自分たちの音と全然違うことに驚きました。人生でプロに教えてもらう機会は何回もないと思うので、今後に生かしていきたい」と話していました。

日本フィルハーモニー交響楽団のトランペット奏者の中里州宏さんは「私たちのオーケストラもことし3月から4か月間、演奏会が全部中止になった。こうした中、直接レッスンができたことは、児童たちの心の中に残っていくと思うし、お互い楽しい時間を過ごせてよかった」と話していました。