アメリカ 新型コロナの感染者 急増 5日間で100万人超える

アメリカでは新型コロナウイルスの感染者が5日間で100万人を超える急増となり、西部カリフォルニア州では6日深夜から外出制限などの規制が強まっています。

アメリカでは、先月の感謝祭の休暇以降、感染者の数がさらに増え続け、ジョンズ・ホプキンス大学のまとめでは、5日までの5日間に新たに確認された感染者の数はおよそ104万人に急増したうえ、死亡者の数も連日2000人を上回っています。

こうした中、1日あたりの感染者数が過去最多の3万人となった西部カリフォルニア州では、入院患者の増加によって医療体制が機能不全に陥るのを防ぐため、使用可能なICUの病床の割合が15%を下回った地域で、州政府が6日深夜から外出制限などの規制を強化することになりました。

具体的には、クリスマス後までの少なくとも3週間、ロサンゼルスを含む地域などで終日、不要不急の外出を控えるよう求めます。

また、小売店では、客の数を収容可能な人数の20%までに制限し、レストランの営業も持ち帰りや宅配だけとします。

また、東部マサチューセッツ州では、増え続ける患者に対応するため、およそ220人を収容できる仮設病棟が屋外に設置され、患者の受け入れが始まりました。

一方、新型コロナウイルスのワクチンについてアザー厚生長官は6日、ABCテレビのインタビューで「FDA=アメリカ食品医薬品局が数日中に許可するだろう」と述べ、すみやかに供給が始まるという見通しを示しました。