ビジネスジェット 企業の関心高まる 新型コロナ感染対策で

新型コロナウイルスの感染拡大にともなう入国制限措置の緩和策の一環として、中国やシンガポールなどとの間でビジネス関係者の往来が段階的に緩和される中、出張する人の感染対策を徹底するため、企業の間では、少人数での移動が可能なビジネスジェットへの関心が高まっています。

ビジネス関係者の往来が段階的に緩和される中、10人前後で利用できるビジネスジェットのチャーター便を運航する「JALビジネスアビエーション」では、このところ企業から利用の問い合わせが相次ぎ、件数は感染拡大前の4倍程度に増えているということです。

感染拡大で国際線の定期便が減少していることに加え、出張する人の感染対策を徹底するため、少人数での移動が可能なチャーター便を検討する動きにつながっていると会社では見ています。

紺戸※隆介 社長は「ビジネスジェットはぜいたくというイメージだが、衛生面からも注目されているようだ」と話しています。

ビジネスジェットをめぐっては、国内でチャーターを手がける「フジビジネスジェット」も需要の増加を受けて来年春をめどに使用する機体を今の3機から4機に増やす計画を打ち出していて、企業関係者の間では少人数での移動が可能なビジネスジェットへの関心が高まっています。

※「隆」は「生」の上に「一」