コロナで経営悪化の医療機関支援 コールセンターを開設 厚労省

新型コロナウイルスの感染拡大で経営が悪化している医療機関のために、厚生労働省は、融資の相談などを受け付ける専用のコールセンターを開設しました。

厚生労働省は、医療機関に対し、新型コロナウイルスの患者を受け入れる病床を確保するための補助や、院内感染を防止するための支援金など、3兆円規模の財政措置を講じ、資金繰りを支援するための無利子・無担保の融資も行っています。

一方、医療機関からは、「活用のしかたが分からない」といった声が寄せられていることから、厚生労働省は、今月4日付けで医療機関からの相談を受け付ける専用のコールセンターを開設しました。

電話番号は0120-024-700で、平日の午前9時から午後6時までの間、利用できる支援策を紹介し、手続きの相談などにも応じるということです。

田村厚生労働大臣は、「せっかく新型コロナウイルスの患者を受け入れてくれた医療機関も非常に経営が厳しく、働く方々もいろいろな不安を感じている。どうしたら資金を確保できるかなどきめ細かくお伝えしたい」と利用を呼びかけています。