菅首相 あすコロナ対策盛り込んだ新たな経済対策決定へ

菅総理大臣は、政府与党連絡会議で、8日に新型コロナウイルス対策などを盛り込んだ新たな経済対策を決定したいとしたうえで、医療機関や高齢者施設への支援のほか、グリーン投資を進めるための基金の創設などに取り組む考えを強調しました。

菅総理大臣は7日、総理大臣官邸で開かれた政府与党連絡会議で、新型コロナウイルスの感染状況について「新規感染者数や重症者数が過去最多となり、極めて警戒すべき状況が続いている。すでに重症者向けの病床がひっ迫し始めており、強い危機感をもって対応している」と述べました。

そのうえで、医療体制がひっ迫している自治体から要請があれば直ちに自衛隊を派遣できる態勢を整えているとして、政府として最大限の支援を行う考えを示しました。

そして8日に新型コロナウイルス対策などを盛り込んだ新たな経済対策を決定したいとしたうえで、医療機関や高齢者施設への支援のほか、グリーン投資を進めるための基金の創設などに取り組む考えを強調しました。

最後に、菅総理大臣は「ことしは新型コロナウイルスという未知のウイルスの感染を抑え、重症化を防ぎ、国民の命と暮らしを守るため、試行錯誤の中で全力で取り組んでいる。今後も政府・与党が力を合わせて、何としても乗り越え、経済を回復させていきたい」と述べました。