旭川の病院 政府が自衛隊から看護師派遣へ最終調整 道関係者

北海道の関係者によりますと、旭川市内の医療機関でクラスター=感染者の集団が発生し医療がひっ迫していることから、政府は、災害派遣として自衛隊から看護師を派遣する方向で最終的な調整に入ったということです。

北海道旭川市では、医療機関で相次いでクラスターが発生し、感染者は「旭川厚生病院」で合わせて217人、「慶友会吉田病院」では合わせて184人に上っています。

道の関係者によりますと、政府は吉田病院に対し、災害派遣として自衛隊から看護師を派遣する方向で最終的な調整に入ったということです。

派遣する看護師は、段階的に20人程度まで広げる方針だということです。

吉田病院は鈴木知事に対し、先月25日付けの文書で「市内の医師会レベルで対応できる事態ではなく、自衛隊以外に『代替』しうる手段が見当たらない」などとして、看護師の派遣など自衛隊の支援を要請していました。