東京都 新型コロナ 最多の584人感染確認 2人死亡

東京都は5日、都内で1日としてはこれまでで最も多い584人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、感染が確認された2人が死亡したほか、5日時点で入院している人は1744人となり、2日連続でこれまでで最も多くなりました。

東京都は5日都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて584人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の人数としては、先月27日の570人を上回ってこれまでで最も多くなりました。また、500人を超えるのは今月3日以来です。

年代別では、
▽10歳未満が11人、
▽10代が34人、
▽20代が137人、
▽30代が110人、
▽40代が95人、
▽50代が83人、
▽60代が44人、
▽70代が36人、
▽80代が25人、
▽90代が8人、
▽100歳以上が1人です。

584人のうち、およそ48%にあたる281人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ52%の303人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が117人、次いで「施設内」が48人、「職場内」が32人、「会食」が13人などとなっています。このうち「施設内」では9つの医療機関で職員と患者合わせて27人の感染が確認されたほか、高校生4人が部活をしていて感染したケースがあったということです。

感染が確認された584人のうち、症状がなかった人は183人でこれまでで最も多くなっています。

都内で感染が確認されたのは、合わせて4万3377人になりました。

都の担当者は、「1日の感染確認が3週連続で過去最多を更新していて、緩やかに増加している状況だ。感染の経路も多様でいろいろなところで感染が広がっているのでとにかく気をつけて行動して感染防止の対策をとってほしい」と話しています。

一方、入院している人は5日時点で1744人と、2日連続でこれまでで最も多くなり、現在、確保している病床2640のうち66%を使用していることになります。このうち都の基準で集計した5日時点の重症の患者は、4日より2人増えて55人でした。

また、都は、感染が確認された60代の女性と80代の男性が死亡したことを明らかにし、これで都内で死亡した人は合わせて511人になりました。