コロナ影響の中小企業向け実質無利子無担保の融資制度 延長へ

政府は、新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んだ中小企業などに民間の金融機関を通じて実質無利子・無担保の融資を行う制度を、来年3月まで延長することになりました。

新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んだ中小企業などの資金繰りを支えるため、政府は民間や政府系の金融機関を通じて実質無利子・無担保で融資する制度を設けています。

このうち民間の金融機関を通じた融資の受け付けは今月までとなっていましたが、政府は年度末の資金需要に応えるため来年3月末まで延長したうえで、その後は新たな融資制度を設ける方針です。

新たな融資制度では金利の水準は金融機関に委ね、無利子ではなくなる見込みです。

返済ができなくなった場合に4000万円を上限に政府が保証する仕組みは維持しますが、保証料は有料化することを検討します。

その一方で、不採算の事業を集約するなど今後の事業計画の策定を金融機関が支援することにしていて、新たな融資制度を通じて企業の持続的な成長につなげたい考えです。