国際スキー連盟 北京五輪テスト大会 新型コロナですべて中止に

国際スキー連盟は4日、今シーズン開く予定だった再来年の北京オリンピックのテスト大会を新型コロナウイルスの影響ですべて中止すると発表しました。

国際スキー連盟によりますと、中止となったのは、来年2月に行われる予定だったスノーボードとフリースタイルの世界選手権や、2月から3月にかけて予定されていたジャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、それにアルペンのワールドカップなどです。

いずれも北京オリンピックのテスト大会を兼ねて本番の会場で行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で現在、中国への入国に制限があり、今後も状況が不透明なことから中止を決めたということです。

北京オリンピック組織委員会や国際スキー連盟などは、中国選手に限った大会など別の形でテスト大会の実施を目指すとしています。

北京オリンピックのテスト大会は今月予定されていたフィギュアスケートのグランプリファイナルや来年2月のスピードスケートの世界選手権などもすでに中止が決まっています。