新型コロナ 亡くなった人 1週間で約200人に 増加傾向続く

新型コロナウイルスで亡くなった人は、3日までの1週間ではおよそ200人で、前の週から80%近く増加するなど、ここ数週間、感染者の増加とともに死亡する人も増加する傾向が続いています。

新型コロナウイルスに感染して亡くなった人の数を、1週間ごとに見てみると、
▽10月30日から先月5日までの1週間では60人、
▽先月12日までの1週間は65人、
▽先月19日までの1週間は82人、
▽先月26日までの1週間は110人、
そして▽3日までの1週間は196人と徐々に増えていて、特に、3日までの1週間では、その前と比べて86人、率にして78%増加しました。

一方、感染拡大の第1波や第2波と比べると、
▽第1波の時期の5月末までに、感染した人は1万6898人、亡くなった人は898人、
▽第2波の時期の7月から9月末まででは、感染した人は6万4975人、亡くなった人は601人、
▽10月以降の感染拡大、「第3波」では、3日までに感染した人は7万2231人、亡くなった人は686人となっています。

致死率を比較すると、
▽第1波では5.31%、
▽第2波では0.92%、
▽第3波では0.95%となっていて、第3波での致死率は第1波に比べると低く、第2波と同じ水準ですが、感染者の増加に伴って亡くなる人が増えてきています。

重症者は505人 過去最多を更新

厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、4日時点で505人となりました。

過去最多だった3日を8人上回り、過去最多を更新しています。

一方、症状が改善して退院した人などは、国内で感染した人が13万1176人、クルーズ船の乗客・乗員が659人の合わせて13万1835人となっています。

また、2日には速報値で1日に3万4671件のPCR検査などが行われました。

専門家「今月から来月にかけて正念場」

いわゆる感染の「第3波」で亡くなった人の数が増えていることについて、感染症の治療に詳しい愛知医科大学の森島恒雄客員教授は「ウイルス自体は変わっていないとみられ、感染拡大に伴って感染者数自体が多くなってきていることや高齢者が占める割合が増えていることが背景にあると考えられる。今後も感染者が増え続ければ死者の数も増えていくと思われる。亡くなる人の割合、『致命率』を悪化させないために、感染拡大を防いで、医療崩壊の事態を避けることができるかどうか、今月から来月にかけてが正念場だと思う」と話していました。