西村経済再生相 重症患者急増の大阪 全力で支援する考え

大阪府での新型コロナウイルスの重症患者の急増を受けて、西村経済再生担当大臣は、今月15日の「大阪コロナ重症センター」の運用開始に向けて、医療人材を確保するなど、全力で大阪府を支援する考えを示しました。

大阪府は、重症患者が急増し、医療体制がひっ迫しているとして、独自に設けた「大阪モデル」で「非常事態」を示す赤信号を点灯させるとともに、府民に対し、4日から今月15日までの12日間、できるかぎり不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

こうした中、自民党大阪府連の国会議員は、西村経済再生担当大臣と面会し、政府と党が一体となって対策に取り組むよう要請しました。

これに対し、西村大臣は、「大阪府とは、吉村知事らと日々、連絡を取り合い、なんとか医療体制を守り、命を守るため、病床の確保に全力を挙げている」と述べました。

そのうえで、今月15日の「大阪コロナ重症センター」の運用開始に向けて、看護師などの医療人材を確保するほか、来週決定する新たな経済対策で、医療機関向けの交付金の増額を盛り込むなど、全力で大阪府を支援する考えを示しました。