バイデン氏 大統領就任後 国民に100日間マスク着用求める考え

アメリカ大統領選挙で勝利を宣言したバイデン前副大統領は、新型コロナウイルスの感染対策として来月の就任後、国民に100日間、マスクをするよう求めるとともに連邦政府の建物の中などでは着用を義務づける考えを示しました。

バイデン氏は3日、アメリカのテレビ局のインタビューに応じ、最優先課題に掲げる新型コロナウイルスへの対応について、「就任初日から人々に100日間、マスクをするよう求めるつもりだ。そうすれば感染は大幅に減少すると考えている」と述べ、来月、大統領に就任したあと、期限を設けて国民にマスクの着用を求める考えを示しました。

さらに、連邦政府の建物や、州をまたいで移動する飛行機やバスの中など、連邦政府の権限が及ぶ範囲ではマスクの着用を義務付ける方針も示しました。

新型コロナウイルスへの対応をめぐってバイデン氏はトランプ大統領がマスクの着用を国民に求めなかったことが感染の拡大につながったと批判していて、新政権では着用を徹底させることで感染拡大に歯止めをかけたい考えです。