ひとり親世帯支援で子ども1人当たり最大5万円追加で支給へ

新型コロナウイルスの影響が続く中、生活実態が厳しいひとり親世帯への支援策として、政府は、今年度の補正予算の予備費を活用し、子ども1人当たり最大5万円の給付金を追加で支給する方針を固めました。

政府は、今年度の第2次補正予算で、ひとり親世帯の支援策として、児童扶養手当の受給世帯に5万円を支給し、第2子以降は3万円を「臨時特別給付金」として支給しました。

こうした中、政府は、新型コロナウイルスの影響が続く中、ひとり親世帯は非正規雇用の割合が高く、収入が少ないなど生活実態が依然として厳しい状況にあるとして、給付金を追加で支給する方針を固めました。

対象となるのは、ことし6月分の児童扶養手当の支給を受けている人などで、前回と同様に、
▽子どもが1人の場合は5万円、
▽2人以上の場合は、第2子以降は1人につき3万円を支給することにしています。

ひとり親世帯への支援をめぐっては、与野党から追加の支給を求める意見が出ていて、政府は、補正予算の予備費を活用して支給し、支給対象者には、年内に通知することにしています。