サッカー日本代表 コロナ待機期間中も練習や試合への参加も

新型コロナウイルス対策として海外からの帰国後は14日間の待機期間が求められていますが、サッカー日本代表の試合は、東京オリンピックに向けた強化活動の一環と見なされるなどとして待機期間中も練習や試合への参加が認められることになりました。

海外からの帰国後に14日間の待機期間が求められていることについて日本サッカー協会などは、先月までにヨーロッパで行われた日本代表の強化試合のメンバーに国内にいるJリーグの選手を選べないといった影響が出ているとして、制限の緩和を政府に要望してきました。

その結果、サッカー日本代表の試合は東京オリンピックに向けた強化活動の一環と見なされるなどとして感染予防策の徹底を条件に4日から、一部のオリンピックの強化指定選手と同様に待機期間中も練習や試合への参加が認められることになりました。

これによって、海外で行われる日本代表の試合へのJリーグの選手の出場や海外のクラブに所属する選手が国内で行われる試合に出場することへの支障が少なくなるということです。

また、先月下旬からカタールで開かれているACL=アジアチャンピオンズリーグに出場しているJリーグの3つのチームについても帰国後の待機期間中も練習や試合への参加が認められます。

来年春にはワールドカップカタール大会に向けた予選が再開される見通しで、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「今後に向けた大きな一歩になる。引き続きガイドラインにのっとった感染対策をしっかりやっていく」と話していました。