
東京都 新型コロナ 449人感染確認 入院患者は最多の1721人に
東京都は4日、都内で新たに449人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
また、入院している人は4日時点で1721人となり、これまでで最も多くなりました。
さらに、都は、感染が確認された70代と80代の男女8人が死亡したと明らかにしました。
東京都は4日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて449人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
年代別では、
▽10歳未満が16人、
▽10代が20人、
▽20代が107人、
▽30代が91人、
▽40代が80人、
▽50代が50人、
▽60代が37人、
▽70代が22人、
▽80代が16人、
▽90代が10人です。
1日の感染の確認が400人を超えるのは3日連続です。
449人のうち、およそ51%にあたる228人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ49%の221人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が86人、
▽「施設内」が54人、
▽「職場内」が32人、
▽「会食」が21人などとなっています。
このうち「家庭内」では、40代の男性から70代の両親と30代の妻、それに10才未満の子どもに感染が広がったケースや、20代から30代の男女4人が同じシェアハウスに住む人から感染したケースがあるということです。
また、「会食」で感染した21人のうち16人は20代から30代です。
これで都内で感染が確認されたのは、合わせて4万2793人になりました。
また、4日時点で入院している人は1721人と、これまでで最も多くなり、現在、確保している病床のおよそ65%を使用していることになります。
都は、新型コロナウイルスの患者向けのベッドを、今の2640床から3000床に増やすことにしていて、医療機関に確保を要請しています。
都の担当者は、「感染者がここ1、2週間で500人を超える日もあるので、入院患者も急増ではないが、少しずつじわりじわりと増えている」と話しています。
一方、都の基準で集計した4日時点の重症の患者は、3日より1人減って53人でした。
また、都は、感染が確認された70代と80代の男女8人が死亡したことを明らかにしました。
このうち2人は、入院していた医療機関で感染したということです。
これまでに都内で死亡した人は合わせて509人になりました。
入院患者は1721人 過去最多に
入院患者のうち、都の基準で集計した重症の患者は3日より1人減って53人でした。
都は、4日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を、それぞれ確保しているということです。
また、自宅で療養している人は3日より109人増えて1159人で、これまでで最も多くなりました。
都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は3日より2人増えて727人でした。
このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は3日より81人減って633人です。
一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は3万8044人となっています。
重症患者53人
都は、人工呼吸器か、「ECMO」と呼ばれる人工心肺装置による治療を受けている人を重症の患者として集計していて、4日の時点では53人でした。
1週間前・先月27日時点での病床は今と同じ150床、重症の患者は61人でした。
都は、重症患者の増加に備えて、病床をさらに50床増やして200床確保するよう、医療機関に要請しています。
東京都 さらにホテル1棟借り上げへ
23区内にあるホテルだということで、これで都が運用する宿泊療養施設は合わせて10になり、およそ4000室が確保されるということです。