北海道 奥尻町が島民に不要不急の外出自粛要請 新型コロナで

新型コロナウイルスの感染者が相次いでいる北海道南部にある離島の奥尻島では感染拡大を食い止めるため、町が、今月16日まで不要不急の外出を控えるよう島民に呼びかけています。

人口およそ2500人の奥尻島では、飲食店や航空自衛隊の基地でクラスター=感染者の集団が発生するなど3日までに37人の感染が確認されています。

島にある唯一の医療機関では感染者を受け入れることはできず、患者は島外に搬送されています。

こうした中、奥尻町は、3日、今月16日までを集中対策期間として島民に不要不急の外出を控えるよう要請することを決め、町のホームページや防災無線などで呼びかけています。

奥尻町の新村卓実 町長は「医療体制の整っていない島での感染拡大を受けて呼びかけを決めた。2週間以内をめどに島での感染を収束させるため、協力してほしい」と話しています。