ミャンマー 新型コロナ 累計感染者数1か月で50%以上増

ミャンマーでは新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、この1か月ほどで累計の感染者数が50%以上増えました。保健当局は臨時の野外病院を設置するとともに、医療現場がひっ迫しているとして国民に感染対策を徹底するよう呼びかけています。

新型コロナウイルスの感染が広がっているミャンマーでは、先月8日に総選挙が実施されて以降、感染拡大が加速していて、保健当局による最新のまとめでは累計の感染者数は9万3600人と、選挙以降のおよそ1か月で3万3000人以上、割合にして55%増えました。

死者は1998人となっています。

ミャンマーは、医療体制がぜい弱なことから外国からの支援を受けながら臨時の野外病院も設置して増え続ける患者を受け入れています。

保健当局の報道官は、地元メディアに対して「われわれの医療体制はまだ崩壊には至っていないが過度の負担を強いられている」と述べるとともに、医療関係者の感染者数も1000人を超えていると説明して医療現場はひっ迫していると訴えています。

そのうえで感染拡大に歯止めをかけることが重要だとして、国民に対し、改めて感染対策を徹底するよう呼びかけています。