神奈川県 時短要請決定 横浜と川崎の酒類提供の飲食店など対象

神奈川県は3日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、横浜市と川崎市で酒類を提供している飲食店とカラオケ店に対し、営業時間の短縮を要請することを決めました。

この中で、県は、感染の拡大に歯止めがかかっていないとして、国の特別措置法に基づき、横浜市と川崎市で酒類を提供している飲食店とカラオケ店に対して、12月7日から17日までの11日間、営業時間を午前5時から午後10時までに短縮するよう要請することを決めました。

協力した事業者には、1店舗あたり、1日2万円を支給するとしています。

地域を横浜市と川崎市に限定した理由について、県は、この地域が東京都に近く、新たな感染者の数が県内でも多いことに加え、県内の飲食店の半数以上がこの2つの市にあることなどをあげています。

黒岩知事は、「営業時間の短縮要請はなるべくやりたくなかったが、なんとかここで感染拡大を食い止めたいという思いで踏み切った。協力金だけでは、足りない店もあるかと思うが協力をお願いしたい」と述べました。

その上で、県民に対しても「17日までは、外出を控えめにして、高齢者や基礎疾患がある人は特に用心して欲しい」と呼びかけました。

一方、県内の感染状況については、感染が急増する「ステージ3」に近づいているとする従来の判断を維持しています。