NY 巨大クリスマスツリー点灯式 コロナ対策でことしは集客せず

アメリカ・ニューヨークの冬の風物詩となっている巨大なクリスマスツリーの点灯式が、ことしは新型コロナウイルスの影響で見物客を集めずに行われました。

ニューヨークのマンハッタン中心部にあるロックフェラーセンターでは、80年以上前から巨大なクリスマスツリーが飾られ、色とりどりの電球が一斉にともされる点灯式には、大勢の見物客が集まります。

しかし、2日行われたことしの点灯式は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、見物客を集めずに行われ、点灯式の様子はテレビで放送されました。

会場の周辺では、人が集まらないように道路の一部が封鎖されたり、クリスマスツリーが見通せる場所に、大型の警察車両がとめられたりしていました。

ロックフェラーセンターのクリスマスツリーは、1月上旬まで飾られる予定で、3日以降の見物にあたっては、人数を制限したうえで、見物の時間を5分間とするほか、マスクの着用を義務づけるとしています。

地元ニューヨークの女性は、「点灯式はニューヨークの伝統なので、その場で見られないのは残念ですが、安全を考えればしかたがありません。来年は、これまでどおりの点灯式が行えるようになっていてほしいです」と話していました。

ニューヨークでは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、新年を迎える恒例のカウントダウンの催しもことしは見物客を集めずに行われることになっています。