社会

大阪府 コロナ 赤信号点灯なら15日まで外出自粛要請で最終調整

大阪府は、新型コロナウイルスの感染拡大で独自に設けた「大阪モデル」で赤信号を点灯させる場合、府民に対し今月15日まで不要不急の外出の自粛を要請する方向で最終調整に入りました。3日夕方に開く対策本部会議で、赤信号を点灯させるかどうかと合わせて正式に決定する方針です。
大阪府の吉村知事は、新型コロナウイルスの感染拡大で医療体制のひっ迫の度合いが強まっているとして、3日夕方に緊急の対策本部会議を開いて、「大阪モデル」で「非常事態」を示す赤信号を点灯させるかどうか検討する考えを示しました。

これを受けて、大阪府は赤信号を点灯させる場合は、府民に対し今月15日まで不要不急の外出の自粛を要請する方向で最終調整に入りました。

また、大阪 北区と中央区の酒類を提供する飲食店などを対象に、今月11日までとしている営業時間短縮の要請についても、さらに数日間、期間を延長する方向で検討を進めています。

大阪府は、一連の対応について3日夕方の会議で議論したうえで、赤信号の点灯させるかどうかと合わせて正式に決定することにしています。

西村経済再生相「この10日ぐらいが正念場」

西村経済再生担当大臣は、記者会見で、2日夜、大阪府の吉村知事と電話で対応を協議したとしたうえで、「強い危機感を共有し、連携して取り組むことで一致した。飲食店への営業時間の短縮要請などの効果が出るのに10日から2週間ほどかかるので、この10日ぐらいが正念場だ。国としても、厚生労働省をはじめ、関係府省と連携しながら、命を守れるよう全力を挙げて取り組みたい」と述べました。

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