埼玉県 発熱などの際も直接連絡で受診可能な医療機関名を公表

新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念される中、埼玉県は、発熱などの症状が出た場合、患者はまず保健所などに連絡することを原則としていましたが、医療機関に直接連絡して受診できるようにしようと、県内で発熱患者の診察を行う1100余りの医療機関の公表を始めました。

新型コロナの感染拡大を受けて、埼玉県では発熱などの症状があった場合、患者はまず保健所などに連絡して、そこで案内された医療機関で受診することを原則としてきたことから、発熱患者を受け入れる医療機関名を公表していませんでした。

しかし今後、新型コロナウイルスに加えてインフルエンザが流行した場合、発熱患者の急増が懸念されることから、患者が直接、医療機関に連絡して受診することもできるように体制を見直しました。

これにあわせ埼玉県は、発熱患者の診療や検査などを行う県内の1108の医療機関を1日から県のホームページで公表しています。

ホームページでは、希望する地域やそれに子どもの診察ができるかなど、条件にあった医療機関を選ぶことができます。

埼玉県保健医療政策課は「多くの医療機関の協力を得て公表することができた。発熱して医療機関にかかる場合は、感染防止のために公共交通機関は使わずに、必ず事前に医療機関を予約をしたうえで受診してほしい」と呼びかけています。