「北海道 医療体制の負荷が深刻化 危機感持って対応」官房長官

新型コロナウイルスの北海道の感染状況について、加藤官房長官は、閣議のあとの記者会見で、医療提供体制の負荷がさらに深刻化しており、危機感を持って対応しているとして、引き続き、北海道と連携し、感染拡大の防止に取り組む考えを示しました。

この中で、加藤官房長官は、北海道の感染状況について、「おとといの時点で、入院者が915人となり、病床の使用率がおよそ8割となるなど、医療提供体制の負荷がさらに深刻化しており、危機感を持って対応している」と述べました。

そのうえで、「引き続き、北海道とも、しっかり連携し、感染拡大の防止と医療提供体制のさらなる充実に国としても対応していく」と述べました。

一方、記者団が、北海道内で札幌市以外の地域を「Go Toトラベル」の対象から外す考えはあるのかと質問したのに対し、加藤官房長官は、「現時点では、旭川市など、札幌市以外の道内の別の地域の感染状況が『ステージ3』相当と判断されたとは承知していない。『事業を一時停止すべき』という意見もいただいていない」と述べました。