法人企業統計 7~9月 企業の経常利益 去年同期を30%近く減少

国内企業のことし7月から9月までの経常利益は、去年の同じ時期より30%近く減少したことが、財務省の法人企業統計調査でわかりました。新型コロナウイルスの影響で半分近く落ち込んだ前の3か月と比べると、減少幅は縮小しましたが、依然、大幅な落ち込みとなっています。

法人企業統計調査は、財務省が3か月ごとに資本金1000万円以上のおよそ3万社を対象に行い、今回は71.1%に当たる2万2000社余りが回答しました。

このうち、今年7月から9月までの金融と保険を除いた国内企業の経常利益は12兆3984億円となり、去年の同じ時期を28.4%下回りました。

これは新型コロナウイルスの影響で、世界的に自動車の販売が減少したことや、鉄道や航空などの利用が落ち込んだことなどによるものです。

経済活動の再開にともなって、減少幅は前の3か月、ことし4月から6月までのマイナス46.6%と比べると縮小しましたが、依然、大幅な落ち込みとなっています。

また、企業の設備投資も去年の同じ時期を10.6%下回り、投資活動にも影響が広がっていることがうかがえます。

財務省は「経常利益も設備投資も減少幅は縮小しており、景気に持ち直しの動きがみられるとはいえるが、厳しい状況に変わりはなく今後の動向を注視していきたい」と話しています。