10月の国内宿泊者数 前年同月比33.6%減少

先月、国内のホテルや旅館などを利用した宿泊者数は、去年の同じ月に比べて33.6%減少しました。新型コロナウイルスの影響で9か月連続の減少となりましたがGo Toトラベルに東京を発着する旅行が加わったことで、前の月と比べて減少幅は縮小しました。

観光庁の発表によりますと先月、ホテルや旅館などを利用した宿泊者数は速報値で、延べ3323万人となり、去年の同じ月と比べて33.6%減少しました。

新型コロナの影響で9か月連続の減少となります。

ただ、先月から「Go Toトラベル」の割り引きの対象に、東京を発着する旅行が加わったことで、減少幅はマイナス46.6%だった前の月と比べて、13ポイント縮小しました。

また、先月のホテルや旅館などの客室稼働率も、去年の同じ月と比べると20.5ポイント低くなっていますが、前の月と比べて7ポイント改善しています。

一方、外国人の宿泊者は延べ27万人余りで、去年の同じ月と比べて97.3%減少し、引き続き記録的な落ち込みが続いています。

観光庁は「Go Toトラベルによる観光需要の下支え効果が見られたが、このところ、感染者数が再び増加しているため改善傾向が続くかは見通せない」としています。