Jリーグ 村井チェアマン“帰国後 待機期間中も練習を”

プロ野球とサッカーJリーグによる新型コロナウイルスの対策連絡会議が開かれ、Jリーグの村井満チェアマンは、海外からの帰国後に求められている14日間の待機期間中も選手がトレーニングを行えるよう政府と調整を進める考えを示しました。

今月下旬から3週間余りかけてカタールで開催されるACL=アジアチャンピオンズリーグには、JリーグからはJ1の横浜F・マリノス、FC東京、それにヴィッセル神戸が出場しています。

このため、3つのチームとも帰国後に求められる14日間の待機期間を考慮すると、ACLで勝ち進んだ場合、J1の最終節などをほとんどトレーニングができないまま迎えることになります。

こうした状況を踏まえ、村井チェアマンは30日開かれた対策連絡会議の後の会見で、待機期間中も選手がトレーニングを行えないか、政府と調整を進める考えを示しました。

調整に当たっては、海外からの出国前の検査に加え、待機期間中に最大3回の検査を行うこと、そして、公共交通機関は使用しないことなど、新たな感染防止の対策を示すことにしています。

村井チェアマンは「2週間という期間をどのように安全に運用していくかを示していく。外務省、法務省、厚生労働省、スポーツ庁など、関係当局が多岐にわたるのでコミュニケーションを丁寧に進めたい」と話していました。