コロナ対応の人たちへエール込め和太鼓演奏 兵庫 姫路の寺で

国の重要文化財に指定されている兵庫県姫路市の寺のお堂で、新型コロナウイルスの対応にあたっている人たちへのエールを込めて、和太鼓の演奏会が開かれました。

この演奏会は、海外でも活躍している姫路市の和太鼓奏者などが企画し、国の重要文化財に指定されている書写山円教寺の常行堂におよそ300人の観客が集まりました。

会場では、演奏者と観客の距離を3メートル以上空けたほか、マスクの着用を義務づけるなどの感染対策が取られました。

演奏会では、6人の和太鼓奏者がおよそ1時間半にわたって力強い太鼓の音を奉納し、新型コロナウイルスの対応にあたっている人や影響を受けている人たちにエールを送っていました。

加古川市から来た40代の女性は、「とてもすてきな場所で聞けてよかったです。頑張ろうという気持ちになりました」と話していました。

また南あわじ市から来た40代の男性は、「迫力があって、コロナを吹き飛ばしてくれるような演奏でした」と話していました。

演奏を披露した和太鼓奏者の陽介さんは、「久しぶりに演奏ができて本当によかったです。私たちの演奏が、聞いた人たちの明日の活力になればうれしい」と話していました。