東京都 新型コロナ 418人感染確認 日曜日の発表では最多

東京都は、29日、都内で新たに418人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が400人を超えるのは5日連続で、日曜日に発表される人数としてはこれまでで最も多くなりました。29日は、施設内などでの感染者の集団=クラスターの報告はなく、いずれも散発で感染が確認されたケースだということです。

東京都は、29日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて418人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▽10歳未満が10人、
▽10代が22人、
▽20代が110人、
▽30代が70人、
▽40代が80人、
▽50代が51人、
▽60代が32人、
▽70代が25人、
▽80代が12人、
▽90代が6人です。

1日の感染の確認が400人を超えるのは5日連続で、日曜日に発表される人数としては11月22日の391人を上回り、これまでで最も多くなりました。

418人のうち、およそ41%にあたる173人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ59%の245人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳を見ますと、
▽「家庭内」が最も多く83人、
次いで
▽「職場内」が30人、
▽「施設内」が26人、
▽「会食」が9人などとなっています。

家庭内では、同居する家族4人が感染したケースが5つあったということです。

施設内や職場内での感染では、クラスターの報告がなく、いずれも散発で感染が確認されたケースだということで、

都は「感染が広がっているとはいえると思われるがあす以降の傾向も注視していきたい。ただ、依然として家庭内での感染が最も多いので家庭内に持ち込むことのないよう家の外での感染予防を徹底してほしい」と呼びかけています。

これで都内で感染が確認されたのは、累計で4万628人になりました。

一方、都の基準で集計した29日時点の重症の患者は28日と同じ67人となっています。

29日死亡が確認された人はいませんでした。

重症患者は28日と同じ67人

東京都によりますと、都内で29日までに感染が確認された4万628人のうち、入院中の人は28日より70人増えて1580人です。

入院患者のうち、都の基準で集計した重症の患者は28日と同じ67人でした。

都は29日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。

また、自宅で療養している人は28日より8人増えて834人でした。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は28日より5人増えて734人でした。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は28日より27人増えて951人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は3万6041人となっています。