「チャイルドライン」新型コロナに関する相談1000件以上

全国の18歳以下の子どもから、電話やチャットで悩みの相談を受け付ける「チャイルドライン」に寄せられた新型コロナウイルスに関する相談がことし2月以降、1000件以上に上り、内容が深刻になってきていることがわかりました。

それによりますと、ことし2月から先月末までに「チャイルドライン」に寄せられた新型コロナに関する相談は速報値で1018件に上ったということです。

内容別では、「友人と会えず気分が落ち込む」とか、「感染するのが不安だ」などといった、みずからの不安を訴えたものが65%と最も多くなりました。

次いで、
▽在宅勤務をする親との関係や、虐待の被害など「家庭」に関するものが12%、
▽「学校で勉強についていけない」や不登校といった「学校」などに関することが12%となっています。

また相談の聞き手が子どもが死にたいという気持ちを持っていると受け止めた相談は、8月以降、去年の同じ時期と比べて3倍余りに増え、内容が深刻になっているということです。
「チャイルドライン」を運営するNPOの竹村浩 代表理事は「生活に制限が生じて抑圧された状況が続き、子どもたちの心に大きな負担となっている。周囲の大人が子どもの声をしっかり聞いてあげてほしい」と話しています。

「チャイルドライン」連絡先

「チャイルドライン」
毎日 午後4時から午後9時まで
電話番号 0120-99-7777