小学生がデニム生地のマスク作りを体験 岡山 総社市

岡山県産のデニム生地を使ったマスクを製作している岡山県総社市の障害者の就労支援事業所が地元の小学生を対象にマスク作りの体験教室を開きました。

総社市にある13の障害者就労支援事業所は「総社デニムマスク」と名付けて岡山県産のデニム生地でマスクを製作していて、28日の体験教室には児童と保護者合わせて25人が参加しました。

事業所は新型コロナウイルスの影響でマスクの需要が高まった時、市内の2つの小学校からミシンとアイロンを借り受けて製作に当たったということで、今回の体験教室はその時の感謝の気持ちを伝えようと開かれました。

子どもたちは事業所の職員に教わりながらデニム生地をマスクの形に切り取ったあと、ミシンで縫い合わせ、早速完成したマスクを身に着けていました。

小学6年生の女の子は「肌に優しい感じがします。来週から学校にしていきます」と話していました。

障害者就労支援事業所でつくる「総社デニムマスク実行委員会」の坪井直人委員長は「ミシンがなければマスクは作れませんでした。子どもたちに直接会えてうれしかったです」と話していました。