フィギュアスケート NHK杯女子 坂本が初優勝

フィギュアスケートのNHK杯は、大阪で2日目の競技が行われ、女子シングルでは、坂本選手が後半のフリーで完成度の高い演技を見せ、初めての優勝を果たしました。

フィギュアスケートのグランプリシリーズ、NHK杯は、大阪府門真市で2日目の28日、男女シングルのフリーとアイスダンスのフリーダンスが行われました。

このうち、女子シングルでは、前半のショートプログラムでトップに立った坂本選手が、フリーでも3回転の連続ジャンプなど、7つのジャンプすべてに成功したほか、ステップとスピンも、すべて最高評価のレベル4となる完成度の高い演技を見せました。

坂本選手は、フリーもトップの153.91をマークし、ショートプログラムとの合計229.51で、NHK杯で初めての優勝を果たしました。

坂本選手は、グランプリシリーズでも初めての優勝です。

2位スタートの樋口新葉選手は、演技の冒頭に組み込んだトリプルアクセルを着氷したものの、回転不足と判定されたほか、ジャンプでミスが続き、合計200.98で2位でした。

3位は16歳の松生理乃選手で、198.97でした。

一方、体調不良から2シーズンぶりに復帰した三原舞依選手が、大きなミスのない演技でフリーでは3位の得点をマークして、合計得点で4位に入りました。

坂本「出せるものはすべて出せた演技」

グランプリシリーズ初優勝の坂本花織選手は「今までこの構成でフリーを完璧に滑りきったことがなかったので、ミスがなければこんなに得点が出るのかと驚いた。自分の出せるものはすべて出せた演技だった」と興奮した様子で振り返りました。

そのうえで、2日間の演技を振り返り「ショートプログラムではステップとスピンでレベルの取りこぼしもあったしそこが完璧になればもっと得点を伸ばせると思う。全日本選手権へ向けてはそこを重点的に練習していきたい」と話していました。

樋口「トリプルアクセル 次につながると思う」

2位の樋口新葉選手は、トリプルアクセルを試合ではじめて着氷したことについて「試合でやっと決められたことがすごくうれしかった。回転不足にはなったが、試合の緊張感の中で着氷できたことはすごく次につながると思う」と振り返りました。

そのうえで、「他のジャンプではミスがあり、最後まで集中して演技をするのが難しかった。全日本選手権では、疲れていてもジャンプのタイミングが合うように練習をしてきたい」と次を見据えていました。

三原「涙で前が見えなかった」

今シーズン、体調不良による休養から2シーズンぶりの復帰を果たした三原舞依選手は、大きなミスなくフリーの演技を終え、「緊張したけれど、体も持ちこたえてなんとか最後まで滑り切れた。最後のジャンプが終わってラストのスピンをしているときに会場に流れるプログラムの音楽よりも大きな拍手が聞こえてウルウルしてきて、最後は、涙で前が見えなかった。感謝の気持ちでいっぱい。うれしいということばにつきます」と、観客に感謝のことばを述べました。

そして、「大変な世の中なのに練習ができることに感謝している。昔から変わらず、スケートが大好きです。まだまだ完璧じゃないし、他の選手と争えるレベルではないけれど、今の自分のベストは出せた。次の全日本選手権できょう以上の演技ができるように、もっと体力をつけて練習していきたい」と充実した表情で話していました。