奈良 西大寺「大茶盛」ことしは個別の茶わんで 新型コロナ

大きな茶わんでお茶を回し飲みする奈良市の西大寺の「大茶盛」が新型コロナウイルスの感染防止対策で個別の茶わんで飲む形で行われました。

西大寺の「大茶盛」は鎌倉時代の僧侶が当時、貴重だったお茶を大勢の人にふるまうため大きな茶わんを使ったことが始まりとされています。

28日は新型コロナウイルスの感染防止対策のため消毒や換気を徹底した新しい形式で試験的に行われました。

寺の大広間にはマスクを着用した客およそ20人が間隔を空けて座り、僧侶が直径40センチほどの大きな茶わんに特大の茶せんを使ってお茶をたてました。本来はこの大きな茶わんで回し飲みしますが、28日は個別の茶わんが用意され、参加者はそれぞれお茶を楽しんでいました。

西大寺の辻村泰範執事長は「宗教的な意味もある大茶盛を再開するため、試験的に行いました。いろいろな意見をいただき、コロナを克服する大茶盛となるようつとめていきます」と話していました。

夫婦で参加した63歳の女性は「1人で飲むのは少し寂しかったですが、この形でもいいと思いました。伝統行事なのでぜひ続けてほしいです」と話していました。