イラン核開発計画の中心的な役割の科学者 何者かに殺される

イランの核開発計画で中心的な役割を担ってきたとされる科学者が何者かに襲われて死亡し、イランの外相は、敵対するイスラエルが関与した可能性があると主張しています。

イランの国防軍需省は27日、国防軍需省の研究開発部門トップの科学者、ファクリザデ氏が車で移動中に何者かに襲われ、その後、病院で死亡したと発表しました。

複数のメディアは、襲撃されたのは首都テヘランの郊外で、爆発音や銃声が聞こえたと伝えています。

ファクリザデ氏は、核開発技術を研究する科学者として知られています。

イラン政府は、核兵器の開発については繰り返し否定していますが、ファクリザデ氏は、過去に国連安全保障理事会の決議で、「核や弾道ミサイルの開発に関与した人物」として名前があがっています。

事件を受けて、イランのザリーフ外相は、ツイッターに「イスラエルの関与が強く疑われる」と投稿しました。

また、最高指導者ハメネイ師の軍事顧問を務めるデフガン氏も、ツイッターで、イスラエルが、イランを敵視するアメリカのトランプ政権のうちに圧力を強めようとしているとの見方を示しました。

そのうえで、「落雷のごとく襲いかかり、彼らを後悔させる」と報復を警告していて、イラン側の対応次第では、今後、情勢が緊迫する可能性も懸念されます。