政府「札幌・大阪に住む人 来月15日までは旅行控えて」

「Go Toトラベル」をめぐって、政府は27日、札幌市と大阪市に住む人に12月15日までは旅行を控えるよう呼びかけました。
キャンセル料を支払うことなく確実に予約を取り消すには、12月7日までに手続きを取るよう呼びかけています。

「Go Toトラベル」の運用をめぐって、政府は感染が拡大している札幌市と大阪市を目的地とする旅行を12月15日まで割り引きの対象から外しています。

一方、札幌市と大阪市を出発地とする旅行は対象から除外していませんが、政府は27日、札幌市と大阪市に住む人に対し、12月15日までは旅行を控えるよう呼びかけました。

旅行を控える呼びかけの対象は、新規の予約だけでなく、すでに予約済みの旅行も含まれます。

札幌市や大阪市に住む人が予約をキャンセルした場合、国は利用者に負担が出ないように補償します。

具体的には、12月7日までに利用者がキャンセルの手続きを取れば、旅行会社や宿泊施設などからキャンセル料を請求されることはないということです。

その代わりに、国が事業者に対し、原則として代金の35%を損失とみなして一律、補償することになっています。

このため、観光庁はキャンセル料を支払うことなく、旅行の予約を確実に取り消すには、12月7日までに手続きを済ませるよう利用者に呼びかけています。