経済財政諮問会議 菅首相 “感染対策万全尽くし経済回復”

追加の経済対策や今年度の補正予算案について、菅総理大臣は経済財政諮問会議で、引き続き感染対策に万全を尽くし、経済を回復させるとして、医療機関への支援のほか、雇用の維持や事業の継続などに向けて、十分な内容を盛り込む考えを示しました。

総理大臣官邸で開かれた経済財政諮問会議には、菅総理大臣のほか、加藤官房長官や西村経済再生担当大臣らが出席しました。

この中で菅総理大臣は「現在の最大の課題は新型コロナウイルス対策だ。国民の命と暮らしを守ることを最優先に、国民とともに感染拡大を何とか乗り越えたい」と述べました。

そのうえで、引き続き感染対策に万全を尽くし、経済を回復させるとして、追加の経済対策や今年度の第3次補正予算案について、医療機関への支援のほか、雇用の維持や事業の継続、国土強じん化、デジタル化や脱炭素化などに向けて、十分な内容を盛り込む考えを示しました。

また、来年度予算案の編成に向けて、菅総理大臣は、薬価改定による国民負担の軽減などに取り組むとともに、国民がデジタル化のメリットを最大限受けられるよう、オンラインによる診療や教育などの規制改革で結論を出すよう、関係閣僚に指示しました。