牛肉や日本酒など27品目 輸出の拡大強化へ 政府の戦略案

農林水産物や食品の輸出拡大に向けて政府が策定を進めている新たな戦略案が判明しました。年間の輸出額を2030年までに5兆円に拡大する目標の達成に向けて牛肉や日本酒、ぶりなど27品目を「重点品目」として輸出を強化するとしています。

政府は、農林水産物や食品の1年間の輸出額を2025年までに2兆円、2030年に5兆円に拡大する目標の達成に向けて新たな戦略案の策定を進めています。

この戦略案が判明し、海外での評価が高い牛肉、コメ、りんごのほか、日本酒やぶりなど合わせて27品目を輸出の拡大を強化する「重点品目」としました。

そのうえで、それぞれの品目ごとに2025年の輸出目標額と輸出のターゲットとする国や地域を明確にしました。

このうち、「牛肉」は去年、297億円だった輸出額を2025年に1600億円にまで高めるとし、香港や台湾、アメリカなどを中心に現地の需要に合った商品作りやプロモーションなどを進めていくとしています。

また、「日本酒」は去年、234億円だった輸出額を600億円に増やすため、アメリカや中国、ヨーロッパへの輸出を強化するほか、「ぶり」は229億円から542億円にすることを目指してアメリカや中国向けに加工品の開発などを進めるとしています。

そして、輸出の拡大に取り組む農林水産業者や産地に対して施設の整備などを重点的に支援するとしています。

政府は、この戦略案を近く正式に決定することにしています。