大阪府 きょうから飲食店など時短 吉村知事「理解と協力を」

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大阪府は、27日から来月11日までの間、大阪 北区と中央区で酒類を提供する飲食店などを対象に、営業時間を午後9時までに短縮するよう要請します。吉村知事は「医療体制がひっ迫し、重症者を抑えていかないといけない」と述べ、改めて理解と協力を求めました。

大阪府は、27日から来月11日までの15日間、大阪 北区と中央区にある居酒屋や、キャバレーやホストクラブなど接待を伴う飲食店、それに、酒類の提供を行うバーやナイトクラブ、カラオケ店などを対象に営業時間を午後9時までとするよう要請します。

要請に応じた店には、総額で50万円の協力金を支給することにしています。

一方、業種別ガイドラインを順守していない店には休業を要請します。

吉村知事は27日、記者団に対し「現在、大阪の感染は拡大傾向にあり、重症者も増加している。事業者には、医療体制がひっ迫し、重症者を抑えていかないといけない中で、理解と協力をお願いしたい」と述べました。

そのうえで「この2週間が勝負だ。府民には、手洗いやうがい、マスク、消毒、3密を避けることなど、徹底した感染拡大防止策をお願いしたい。この2週間で感染の山を抑え、府民の命を守りたい」と述べ、改めて対策の徹底を強く呼びかけました。